21話「プラモデル(3)」

当時は、模型購入のために使える金額は概ね500円/月程度で、より高額な物が欲しければ、2-3ヶ月貯めて買うか、誕生日等に買って貰うかでした。

さて、生物模型にも数多くあり、ゼンマイで動く昆虫類やイノシシなどを組み立てましたが、とりわけ自分の興味を引いたのは「解剖模型」でした。人体はもとより、ウシ・ウマ・魚・鳥など様々な物が模型屋の棚の奥や、積み箱の下の方に見つかると、その妖しげなボックスアートに魅入ってしましました。勿論、マイナーなジャンルで、作っていたメーカーも当時は廃業しており、宝探し感覚満点。

今では考えられませんが、昭和40年代前半に1200~3000円はしていたという、それら模型を、模型屋のオジサンは「古くて箱痛んでるし、もう欲しがる人もいないし。勉強に使うなら」と500~1000円くらいで売ってくれました。